【英語奮闘記 Vol.1】学習開始!最初の1週間のリアルな記録と今後の課題

IELTS 英語奮闘記

はじめに:まず「相手を知る」ことから始めた1週間

こんにちは!そらいろドクターです。(はじめましての方、著者プロフィールはこちら

前回の記事(【英語学習計画】多忙な医師が挑む!半年でIELTS Overall 6.5達成への道筋)で、私の英語学習計画、特に「半年でIELTS over all 6.5達成」という目標を宣言させていただきました。

計画を立てたからには、実行あるのみ!
「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」とは孫子の言葉ですが、まずは今の自分の実力、そして目指すべき試験(IELTS)という「相手」がどれほどのものなのかを知ることから始めよう!と思い立ちました。

そこで前回の英語奮闘記の投稿とともに、学習開始の第一歩として、最新のIELTS公式問題集(CAMBRIDGE IELTS 19 Academic)を楽天市場でポチッとし、早速 Test 1 の Listening と Reading に挑戦してみることにしました。

さてその結果やいかに…?

第1ラウンド:衝撃のスコアと厳しい現実

意気揚々と(?)取り組んだ最初の結果ですが…皆さん、心の準備はよろしいでしょうか?

【IELTS公式問題集19 Test 1 結果】

  • Listening: 17 / 40 点
  • Reading : 17 / 40 点

……。

しばし呆然。

そして問題集に記載されているスコアの目安を確認すると、この点数が見事に該当するであろう一文が目に飛び込んできました。

“You are unlikely to get an acceptable score under examination conditions and we recommend that you spend a lot of time improving your English before you take IELTS.”

意訳:「このままじゃ合格点取るのは無理っぽいから、IELTS受ける前にもっとガッツリ英語勉強した方がいいよ!」

!!!

…ですよねー!!知ってましたー!(涙)

以前の記事でCEFR A2+レベルだったと白状しましたが、まさにその通りの結果が叩き出されたわけです。これが、今の私のリアルな現在地。正直、かなりショックでしたが、同時に「やっぱり、ここからなんだな」と腹を括る良いきっかけになりました。

敗因分析:なぜ聞き取れない? なぜ読みきれない?

ただ打ちのめされているだけでは奮闘記になりません。医師の端くれ(?)として、冷静に(?)敗因を分析してみます。

Listening (17/40)

  • 課題①:とにかく1回で聞き取るのが難しい!
    TOEICでも感じていましたが、一度しか流れない音声についていく集中力と処理能力が圧倒的に足りていません。
  • 課題②:設問を素早く読んで理解できない!
    音声が流れる前に設問を把握し、何を聞き取るべきかポイントを絞る必要があるのですが、設問を読むスピード、そして内容を理解する Reading 力が追いつかず、リスニングに集中できませんでした。これは大きな敗因かも…。
  • 根本原因: シンプルなセンテンスですら速読できないReading 力不足、情報を短時間で保持する力(リテンション力)不足。
  • 気づき:
    • 初めての形式だったので戸惑いが大きかった部分は、次回以降慣れれば少しは改善しそう。
    • スクリプトを見ながら聞けば内容は理解できるし、使われている単語自体が壊滅的に分からない、というわけでもなさそう。(…と信じたい)
  • 対策: まずは Reading 力の向上!そして公式問題集の演習と丁寧な復習(特にスクリプトを使った音読やシャドーイング)を繰り返す。設問の先読み練習も必要。

Reading (17/40)

  • 課題①:時間が足りない!
    3つの長文パッセージを読むだけで時間切れ。設問にたどり着く前に力尽きる感じでした。
  • 課題②:語彙力が圧倒的に不足!
    文脈から推測できない単語が多く、内容理解の妨げに。特にアカデミックな語彙が弱い。
  • 課題③:文法・構文の理解力不足!
    一文が長かったり、複雑な構造だったりすると、正確に意味を捉えられない。解説なしでは厳しい部分多数。
  • 気づき:
    • 3つのパッセージ、もしかして難易度が違う?(例えば Passage 1 → 3 の順に難しくなる?)だとしたら、簡単なものを見抜いて、そこから確実に点数を取る戦略が必要かも。
  • 対策: 公式問題集を使った丁寧な精読(実際のやり方は模索中、後述)。音読による速読力向上。そして、語彙力強化は必須と感じました。実践で出てきた単語から単語帳を作るやり方に加え、やはり一度網羅的に学習できる教材「実践IELTS英単語3500」などに腰を据えて取り組もうと思いました。

学習戦略

厳しい結果でしたが、落ち込んでばかりもいられません。
むしろ、具体的な課題が見えたことで、やるべきことが明確になったとも言えます!

  • L & R の集中戦略: まずは英語力の土台となる Listening と Reading に集中。特に Reading 力が Listening にも影響していることを痛感したので、精読による語彙力・読解力向上は最優先課題。
  • 公式問題集をしゃぶり尽くす!: しばらくは公式問題集(ケンブリッジ IELTS academic19)の演習と復習を徹底的に繰り返します。「これ以上吸収できない!」というレベルまで復習したら次の Test へ進む、というサイクルで、まずは4回分の Test をやり遂げることを目標にします。
  • 語彙力強化: IELTS 3500 (abceed版) を毎日コツコツ進める。インプットした語彙を Reading や Listening の中で実際に確認していく。逆も然り。
  • 文明の利器(生成AI)の活用(模索中!): 英語学習方法を発信しているブログやYouTubeを見ると、英語学習に生成AIを取り入れる方法を紹介している方が散見され、「これは確かに!」と思い、復習の効率化のために早速生成AI(私の場合は Gemini 2.5 Pro)を活用し始めてみました。

    実際に、スクリプトやパッセージを読み取らせ、日本語訳や文法・構文の解説、語彙の解説作成を依頼すると・・・何とあっという間に出来るではありませんか!!これは復習が捗る!感動!!
    とはいえ生成AIに関しては全くと言っていいほどの初心者なので、まだまだ使い方や注意点など勉強することは多くあるようですが、ひとまずは直近のニーズにすぐに答えてくれて、いつでも応援してくれるGeminiくんに感謝。よき相棒を見つけた気分です。(笑)

    こちらに関しては、『自分にあった使い方』を日々模索し、今後私にとっての効率的な利用法などについて具体的に発信していけたらと考えてます。特にWritingなどでの活用例なども多いようですね。

保留中の Writing & Speaking

「WとSはどうするんだ!」という声が聞こえてきそうですが…。正直なところ、今の私の基礎力では、まだ効果的な W / S の練習に取り組む段階ではない、と判断しました。(もちろん、理想は同時並行なのは承知の上ですが…!)

まずはインプット(特に語彙)の段階で、常に「これを話したり書いたりするならどう使うか?」を意識することは大切だと考えています。

具体的な W / S の対策については、5月か6月頃に一度、公式問題集の W / S パートにも挑戦してみて、現在地を確認し、今後の具体的な対策を練りたいと考えています。今は焦らず、L / R の基礎固めに注力します。

おわりに:反撃開始!

というわけで、私の英語学習、記念すべき第1週目は、厳しい現実に打ちのめされつつも、課題と進むべき道筋がハッキリと見えた、ある意味で非常に有意義な週となりました。

考えれば考えるほどに目標達成への道は、想像以上に険しい。

でも、やるしかない!
このブログで宣言した手前、そして何より自分自身の目標のために、ここから泥臭く這い上がっていくしかありません。

最終的な目標は、IELTS over all 6.5どころか、その更に上の英語力の取得、さらにAMC MCQ/Clinicalといった英語での医学試験、そして現地での臨床を行うための語学力・・・
焦る気持ちを抑えて、目標に向けて一歩ずつ着実にステップを踏んでいくしかありません。

同じように英語学習や目標に向かって奮闘されている皆さん、もしよろしければ、皆さんの経験やアドバイスなどもぜひコメントやXなどで教えて頂けたら嬉しいです。そして、一緒に頑張れたら嬉しいです。

今後も、本ブログではこの厳しい現実を踏まえて、具体的にどんな学習を日々進めているのか、その奮闘ぶり(?)をお届けできればと思います。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

コメント

タイトルとURLをコピーしました