はじめまして! このブログ「そらいろドクター奮闘記 」を運営している、そらいろドクターと申します。
数あるブログの中から、当ブログにお越しいただき、本当にありがとうございます。
そらいろドクターとは?:経歴と現在の状況
私は現在、とある地方の大学病院に勤務する救急医です。医師としては8年目(2025年現在、31歳)を迎え、日々地域の救命救急センターで様々な患者さんと向き合っています。
現在は、集中治療専門医の資格取得(来年目標)に向けて準備を進めています。この分野での専門性を深めたいと考えています。並行して大学院(博士課程)にも在籍しており、臨床研究にも少しずつ挑戦中です。
また災害医療(DMAT等)にも関心があり、DMAT隊員として、院内外での活動を通じて貢献できればと思っています。
プライベートでは、妻と3歳の息子と地方の一軒家で暮らす父親です。これまでのキャリアを振り返ってみると、ひとことで言えば、比較的穏やかで平凡な医師人生を歩んできた、という自己認識です。
だからこそ、このブログでは、そんな私がなぜ大きな挑戦(オーストラリア臨床留学)に向かおうとしているのか、その葛藤やプロセスも正直に書いていければ、と考えています。
このブログについて:「そらいろドクター奮闘記」とは
このブログは、そんな私が「4年後のオーストラリア臨床留学」という大きな目標に向かう記録です。日々の仕事(救急・集中治療)、専門医取得や研究の準備、医学英語学習(OET/IELTS)、そして家族との生活。これらの狭間で悪戦苦闘しながらも、一歩ずつ進んでいく「リアルな奮闘」を綴っていきます。
正直なところ、海外留学経験もなければ、特別なコネクションもありません。英語力も、これから本格的に鍛えなければならないレベルです(独学での英語学習プロセスも、失敗談も含めて共有していきます)。
なぜ、そのような私が留学を目指し、その過程をブログに書こうと思ったのか? それにはいくつかの理由があります。
オーストラリア臨床留学を目指す3つの理由
理由1:専門医としての成長と「井の中の蛙」からの脱却
地方の救急現場で経験を積む中で、やりがいと共に「このままで良いのだろうか?」という問いが常に頭の中にありました。世界には、自分の知らない医療や考え方がもっとあるはずです。日本の常識が、世界のスタンダードではないかもしれません。
このままでは「井の中の蛙」になってしまうのではないか。そんな危機感が、外の世界へ目を向ける大きなきっかけとなりました。
もちろん、日本国内にも高度な医療機関はたくさんあります。そこでさらに経験を積む、という段階的なキャリアパスも当然考えました。多くの場合、それが一般的なのかもしれません。
ただ、私の性格でもあるのですが、一度「海外の医療はどうなっているんだろう?」と疑問を持ち、臨床留学について調べ始めたら、その可能性や挑戦に強く惹かれてしまいました。もう考えが止まらなくなったのです。
そして、ふと思いました。「それなら回り道せず、いきなり海外という大きな目標に挑戦してみたらどうだろうか?」と。
「平凡」と自己認識しているこんな私でも、高い目標を掲げて努力すれば、何かを成し遂げられるかもしれない。それは自分自身の人生にとって大きな意味を持つでしょうし、もしかしたら同じように地方で頑張る誰かの刺激に、ほんの少しでもなれるかもしれない…。人と違う道を選ぶことになりますが、そうやって自分自身の人生をもって何かを表現してみたい。そんな思いが強く湧き上がってきたのです。
もちろん、これは自己満足と言われればそれまでかもしれません。ですが、最終的な目的は明確です。オーストラリアで臨床経験を積み、国際的な標準治療や医療システムを肌で感じ、学びたい。そして、救急医・集中治療医としての知識とスキルをアップデートしたい。その強い思いが、今の私を突き動かしています。
理由2:家族と共に描く未来と子供への想い
父親として、息子には多様な価値観に触れ、広い世界があることを知ってほしいと願っています(将来的には家族4人で)。異文化での生活体験は、子供の成長にとって大きな財産になるはずです。
もちろん、家族での海外生活には準備と覚悟が必要です。しかし、その挑戦自体が家族の絆を深めると信じています。オーストラリアの教育環境や子育て事情についても、リサーチを進めて共有できればと思います。
理由3:地域医療への貢献という最終目標
留学を目指す最大の理由は、私の生まれ育ったこの地域(群馬)の医療に貢献したいという思いです。日々の診療にやりがいを感じつつも、さらに学びを深め、地域医療をより良くしたいと考えています。
そのために、オーストラリアで質の高い医療を支える「仕組み」や「システム」そのものを深く学びたいです。特に、確立された専門医トレーニング体系や、広大な国土を持つオーストラリアならではの現場で実践される効率的なチーム医療の文化などには、大きな魅力を感じています。
持ち帰りたいのは知識・技術だけでなく、そうした経験から得られる国際標準の医療を実践する「考え方」や「視点」です。
その学びを自身の診療、チームの成長、そして地域の医療連携に繋げていけたら、なんと素敵なことでしょう。
留学はゴールではなく、地域貢献への重要なステップです。必ず成果を持ち帰り、地域へ還元すること。それが私の医師としての根幹です。
これからの挑戦とブログで発信していくこと
オーストラリア臨床留学への道は、決して平坦ではありません。多くの課題にこれから向き合っていきます。
- 英語の壁: OET Bレベル / IELTS 7.0目標(正直、高い壁です…)。独学での勉強法や教材、進捗を記録します。
- 専門医準備: 集中治療専門医取得と、専門医としての力量向上。日々の研鑽や効率的な勉強法も共有したいです。
- 研究活動: 大学院での研究、論文執筆への挑戦。
- 資金計画: 留学費用と住宅ローンの両立。具体的な資金繰りの工夫や節約術も模索します。
- 家族との両立: 仕事、勉強、そして大切な家族(特に育児)との時間。そのリアルな葛藤。
- 各種手続き: オーストラリアの医師登録、資格試験(AMCなど)、ビザ申請。複雑な手続きの情報収集と実践記録。
このブログでは、これらの挑戦に対する具体的な取り組み、試行錯誤、成功も失敗も含めたリアルな進捗を共有していきます。
- 独学での医学英語学習記録と成果報告
- 集中治療専門医としての研鑽とTips(若手医師向け情報含む)
- オーストラリアの医療・留学情報リサーチ結果
など、少し雑多なテーマとはなりますが、まずは何より自分自身のために、そして願わくばそれが同じような境遇から臨床留学を目指す人達のためになれば・・。
そのような思いで日々の奮闘の記録を残していけたらと思っています。
読者の皆様へ
このブログが、同じように海外留学を目指す医師・医療従事者の方、キャリアと家庭の両立に悩む方、あるいはこれから何か新しい挑戦をしようとしている方にとって、少しでも共感できる部分や、参考になる情報があれば、それ以上に嬉しいことはありません。
まだまだ手探りで奮闘中の身ではありますが、このブログでの発信を通して、自分自身も成長していきたいと思っています。
コメントやアドバイス、応援メッセージなどいただけると、大変励みになります。
どうぞ、これから「そらいろドクター」の奮闘を、温かく見守っていただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします!
そらいろドクター